4/1 のダイジェスト(v2.1.89)以降、v2.1.90・v2.1.91 が連続リリース。地味に便利な機能が積み重なってきたので整理しておく。
1. v2.1.90 — /powerup で入門コンテンツがターミナル内に
リリース:2026-04-01 GitHub Release · v2.1.90
/powerup — インタラクティブ入門レッスン
ターミナル内でアニメーション付きデモを見ながら Claude Code の主要機能を学べる /powerup コマンドが追加された。
/powerup
カバーしている10トピック:
| # | テーマ |
|---|---|
| 1 | コードベースと話す |
| 2 | モードで操作を制御する |
| 3 | 何でも元に戻す |
| 4 | バックグラウンド実行 |
| 5 | CLAUDE.md でルールを教える |
| 6 | ツールで拡張する |
| 7 | ワークフローを自動化する |
| 8 | サブエージェントで掛け算する |
| 9 | どこからでもコーディング |
| 10 | モデルを使い分ける |
ドキュメントを読み込む前にまずこれを動かすと、Claude Code の全体像がつかみやすい。新規参加メンバーのオンボーディングにも使えそう。
--resume のプロンプトキャッシュミス修正
--resume でセッションを再開したとき、deferred tools・MCP サーバー・カスタムエージェントを使っているセッションでプロンプトキャッシュが全ミスしていたバグが修正された。ヘッドレス自動化パイプラインで --resume を多用している場合は今すぐアップデートを。
オフライン環境向け:CLAUDE_CODE_PLUGIN_KEEP_MARKETPLACE_ON_FAILURE
マーケットプレイスへの接続が失敗してもプラグインリストを維持する環境変数が追加された。社内ネットワーク制限や CI 環境など、外部アクセスが制限されている場合に役立つ。
export CLAUDE_CODE_PLUGIN_KEEP_MARKETPLACE_ON_FAILURE=true
2. v2.1.91 — MCP の大きなレスポンス制限を解除
リリース:2026-04-02 GitHub Release · v2.1.91
MCP ツール結果サイズの上書きが可能に(最大 500K 文字)
MCP のツール結果はデフォルトでサイズ上限があり、大きな DB スキーマやログを返すと切り捨てられていた。v2.1.91 からはツール結果の _meta フィールドで上限を上書きできる。
{
"_meta": {
"anthropic/maxResultSizeChars": 500000
},
"content": "...巨大なDB スキーマや出力..."
}
最大値は 500,000 文字(約500KB)。DB の全テーブルスキーマを一括で渡す、大きなログを丸ごと解析させるといったユースケースで効いてくる。
disableSkillShellExecution 設定
Skills(カスタムスラッシュコマンド)内のインラインシェル実行を無効化する設定が追加された。
// .claude/settings.json または ~/.claude/settings.json
{
"disableSkillShellExecution": true
}
チームや企業環境で「Skills は使わせるがシェルの実行は禁止したい」という管理要件に対応する。
claude-cli:// ディープリンクで複数行プロンプト対応
claude-cli://open?q=1行目%0A2行目%0A3行目
%0A(改行)を含む複数行プロンプトをディープリンクで渡せるようになった。外部ツール(Raycast、Alfred、ブラウザブックマーク等)から Claude Code を起動する際の自由度が上がる。
3. /buddy — ターミナルに住む AI ペット(エイプリルフール産・実装済み)
v2.1.90 と同日(4/1)にひっそり追加された /buddy コマンド。ターミナル内でコーディングを見守るタマゴッチ風のキャラクターが孵化する。
/buddy
- 開発中の行動(コミット数、テスト成功、バグ修正など)に反応して育つ
- ガチャ要素あり(レアリティ、シャイニー)
- Claude がキャラクターの「ソウルの説明文」を生成
エイプリルフールのネタ扱いだが 実際に動く機能として実装済み。ソースコード流出で先に BUDDY コンパイルフラグが発覚していたやつが正式にリリースされた形だ。
4. 今週のバージョンまとめ
| バージョン | 日付 | 主な変更 |
|---|---|---|
| v2.1.91 | 4/2 | MCP結果500K上書き・disableSkillShellExecution |
| v2.1.90 | 4/1 | /powerup・/buddy・—resume キャッシュ修正 |
| v2.1.89 | 4/1 | Defer権限・named subagents(4/1記事参照) |
| v2.1.88 | 3/31 | ソースコード流出インシデント(詳細記事参照) |
今日のポイント
/powerupは新規参加者へのオンボーディングに使える。チームに Claude Code 導入を広める際の第一歩として紹介しやすい- MCP の 500K 上書きは、DB スキーマや大きなファイルを MCP 経由で渡していて「切り捨てられる」と悩んでいた人には即効性がある
--resumeのキャッシュミス修正は CI パイプラインを自動化している人に地味に重要
参考ソース: