4月30日の記事(Routines・Hooks)、5月1日の記事(/ultrareview・Subagents・alwaysLoad MCP)と続けてきたので、今日は Opus 4.7 の Claude Code 統合と、5 月頭に入ってきた細かい改善 をまとめる。
1. Opus 4.7 × Claude Code — xhigh effort がデフォルトに
リリース日:2026年4月16日(v2.1.111)
Anthropic が Claude Opus 4.7 をリリースした際、Claude Code 側でも大きな変更が入った。
5 段階の effort レベル
Opus 4.7 では effort が 5 段階になった:
| レベル | 目安 |
|---|---|
| low | 素早い回答優先。単純な質問向け |
| medium | バランス型 |
| high | 複雑なタスク向け(Opus 4.6 デフォルト相当) |
| xhigh | ★ 新設。high と max の間。コーディング・多段推論向け |
| max | 最高品質だがトークンコスト最大 |
ポイントは low Opus 4.7 ≒ medium Opus 4.6 という品質向上。努力を下げてもベースラインが上がっている。
Claude Code のデフォルトが xhigh に(v2.1.117)
# 現在の effort を確認
/effort
v2.1.117 以降、Opus 4.7 を使う場合のデフォルト effort は xhigh に設定されている。Opus 4.6 や Sonnet 4.6 で別の effort を設定していた場合でも、Opus 4.7 に切り替えると xhigh がリセットされて適用される。
コーディングベンチマーク(93タスク)では Opus 4.7 が Opus 4.6 比 +13% のタスク解決率を達成。Opus 4.6 と Sonnet 4.6 のどちらも解けなかった 4 タスクを追加で解いたとのこと。
2. /effort — インタラクティブスライダーで直感操作
/effort を引数なしで呼ぶと、ターミナル上にスライダーが表示されるようになった。
/effort # → スライダーが開く
/effort xhigh # → 直接指定も可能
操作方法:
←/→キーでレベルを選択Enterで確定
/model コマンドで Opus 4.7 を選んでいるときは、モデル選択画面にも effort スライダーが統合されて表示される。CLI フラグでも --effort xhigh と渡せる。
3. Auto mode が Max ユーザーに開放
リリース日:2026年4月16日前後(v2.1.111 系)
Auto mode はもともと Team・Enterprise 向けだったが、Max プランにも拡大された。
Auto mode とは
長時間タスク中に Claude Code がツール実行の許可を求めてくるとき、バックグラウンドの AI 分類器が「この操作は安全か」を自動判断し、危険なものだけブロック・安全なものはそのまま通す仕組み。
# Auto mode の有効化
/config → Auto mode: ON
5 月に入って追加された改善
- スピナーが赤くなる: Auto mode 中にパーミッション確認がスタックしたとき、ぐるぐる回るスピナーが赤色に変わるようになった。「タスクが進んでいるのか詰まっているのか」が視覚的に判別できる。
4. 5 月頭の細かい改善まとめ
Bedrock service tier 選択
AWS Amazon Bedrock 経由で Claude Code を使っている場合、サービス tier を環境変数で指定できるようになった。
export ANTHROPIC_BEDROCK_SERVICE_TIER=priority
# default / flex / priority の3択
# X-Amzn-Bedrock-Service-Tier ヘッダーとして送信される
/resume に PR URL 貼り付けが対応
/resume
# → 検索ボックスに PR の URL を貼ると、その PR を作ったセッションが見つかる
GitHub・GitHub Enterprise・GitLab・Bitbucket の URL に対応。「あの PR を作ったときのセッションを再開したい」という場面で便利になった。
OpenTelemetry ロギングの強化
Claude Code の可観測性まわりで複数の改善が入った:
| 改善内容 | 詳細 |
|---|---|
| 数値属性の型修正 | api_request / api_error の数値項目が文字列から数値型に変更 |
claude_code.at_mention イベント | @ メンション解決のログイベントが追加 |
OTEL_LOG_RAW_API_BODIES | このenv var を設定すると API リクエスト・レスポンスの全 body をログに出力(デバッグ用) |
claude_code.skill_activated | スキルの起動ログに invocation_trigger 属性が追加(user-slash / claude-proactive / nested-skill の 3 種) |
OpenTelemetry で Claude Code のログを集計している場合、数値型の変更は既存のクエリに影響することがあるので注意。
5. おさらい:Computer Use(デスクトップ操作)
リリース日:2026年3月23日(リサーチプレビュー)
対象:Pro・Max プラン / Claude Desktop(macOS・Windows)
少し前の機能だが、まとめておきたかったのでここで整理。
何ができるか
Claude Code(および Claude Cowork)がマウス・キーボード・画面を直接制御できるようになった。
- ブラウザを開いてクリック・入力
- ファイルを開く
- 開発ツール(DevTools など)を起動
- セットアップ不要(ノーコード)
動作の優先順位
Claude はツールを順番に試みる:
- Slack・Google Calendar などのコネクター(API 統合) を優先
- コネクターがなければブラウザ・マウス・キーボードで直接操作にフォールバック
実務での注意点
- リサーチプレビュー中なので精度にばらつきがある
- 機密情報が画面に映っている状態で使う場合は注意
- ローカルのターミナルではなく Claude Desktop アプリ から使う機能
まとめ
| 機能 | ポイント |
|---|---|
| Opus 4.7 xhigh デフォルト | 全プランで effort が自動昇格。品質 +13% |
| /effort スライダー | 引数なしで矢印キー操作の UI が出る |
| Auto mode → Max 開放 | 長時間タスクの中断を減らす AI 許可判断 |
| スピナー赤色化 | Auto mode のスタック状態が視覚的に分かる |
| Bedrock tier 選択 | ANTHROPIC_BEDROCK_SERVICE_TIER で flex / priority |
| /resume PR URL | PR URL 貼るだけで元セッションを特定 |
| OpenTelemetry 強化 | 数値型修正・at_mention・skill_activated イベント追加 |
| Computer Use | Pro・Max で Claude がデスクトップを直接操作 |
Opus 4.7 の xhigh が Claude Code のデフォルトになったことで、特に設定を変えなくても「より深く考える Claude」が使えるようになった。その分コストも上がる可能性があるため、コスト状況は /cost コマンドで確認しつつ使うと安心。
参考ソース:
- What’s new - Claude Code Docs
- Changelog - Claude Code Docs
- Introducing Claude Opus 4.7 | Anthropic
- Claude Opus 4.7 xhigh Effort Level Explained - All Things How
- Claude Code v2.1.111: Opus 4.7 xhigh, Auto Mode, and Advanced Code Review - ClaudeWorld
- Best practices for using Claude Opus 4.7 with Claude Code | Claude
- Claude Code Updates by Anthropic - May 2026 - Releasebot
- Claude Code and Cowork can now use your computer - Engadget
- Let Claude use your computer in Cowork | Claude Help Center
- Claude Code Monitor 2026 Tutorial - OpenTelemetry Setup