Skip to content
業務OS Lab
Go back

Claude Code 最新情報まとめ(2026-05-01)— /ultrareview・Subagents・alwaysLoad MCP・project purge

4月30日の記事で Routines・Hooks 強化・/powerup を整理したので、今日は 4月後半から 5月頭にかけての残りのトピックをまとめる。/ultrareview・Subagents・alwaysLoad MCP・project purge の4本が柱。


1. /ultrareview — クラウドの AI 検査官チームがバグを探す(リサーチプレビュー)

発表日:2026年4月22日 / 対象バージョン:v2.1.86 以降
対象プラン:Pro・Max(最初の3回は無料、5月5日まで)

何をするコマンドか

/ultrareview

ローカルではなく Anthropic のクラウドサンドボックス上で複数の AI レビュアーエージェントが並列起動し、現在のブランチや PR のコードを独立してスキャンする。あるエージェントが「潜在的なバグ」を発見すると、別エージェントがそれを再現・検証する二段階フィルタを通過した知見だけがレポートとして返ってくる設計。

「コードレビューコメントっぽい指摘」ではなく、実際に再現できたバグだけを報告する点が /review との大きな違い。

コスト

状況料金
無料枠(〜5/5)3回まで無料
それ以降変更サイズに応じて $5〜$20 の追加料金

ざっくり「小さな PR なら $5、大きな機能 PR なら $20」くらいが目安とのこと(未確認)。マージ前の重要ブランチに使うものと割り切れば、コスト感は許容範囲かもしれない。

実務での使いどころ


2. Subagents — .claude/agents/ で専門エージェントを設計する

何が変わったか

カスタムサブエージェントを .claude/agents/(プロジェクト共有)または ~/.claude/agents/(ユーザー個人)に Markdown ファイルとして置くと、Claude Code がそれを独立したエージェントとして扱う。

.claude/agents/
├── code-reviewer.md       # レビュー専門エージェント
├── migration-expert.md    # DB マイグレーション専門
└── security-auditor.md    # セキュリティ監査専門

各エージェントには独自のシステムプロンプト・ツール権限・モデル設定を持たせられる。

/agents コマンドで作成

/agents

対話形式でセットアップ → 説明を書くと初稿を自動生成してくれる。

親エージェントとの関係

サブエージェントは独立した 200K トークンのコンテキストを持つ。親の会話を汚染せずに深い探索や大量ファイル読み込みができ、終わったら「要約だけ」を親に返す。

コスト的には、マルチエージェント構成は単一エージェントの 4〜7倍のトークン消費になるので、使いどころは選ぶ必要がある。Agent Teams(並列実行)は約15倍。

設定例(Markdown の冒頭部分)

---
name: security-auditor
description: セキュリティ関連のコードレビューを担当するエージェント
model: claude-opus-4-7
tools:
  - Read
  - Bash
---

あなたはセキュリティ専門のコードレビュアーです。
OWASP Top 10 の観点でコードを分析し、発見した問題を
重大度付きで報告してください。

3. alwaysLoad MCP — 特定サーバーのツールを常時ロード(v2.1.121+)

背景

Claude Code はトークン節約のため MCP ツールを「必要なときだけ検索して読み込む」遅延ロード方式を使っている。ただし、頻繁に使うツールは毎回の検索コストが積み重なる。

新しい設定オプション

{
  "mcpServers": {
    "core-tools": {
      "type": "http",
      "url": "https://mcp.example.com/mcp",
      "alwaysLoad": true
    }
  }
}

alwaysLoad: true にすると、そのサーバーの全ツールが遅延検索をスキップして常にコンテキストに存在する状態になる。

ツール単位での制御も可能

MCP サーバー側が対応していれば、ツールの _meta オブジェクトに指定することでツール単位での常時ロードができる:

{
  "_meta": {
    "anthropic/alwaysLoad": true
  }
}

必要なバージョン:v2.1.121 以降


4. claude project purge — プロジェクト状態を一括削除

何をするコマンドか

claude project purge [path]

指定したプロジェクトの トランスクリプト・タスク・ファイル履歴・設定エントリをまとめて削除する。

オプション一覧

オプション内容
--dry-run実際には削除せず、削除対象を確認するだけ
-y / --yes確認プロンプトをスキップして即実行
-i / --interactive削除対象を1件ずつ確認しながら実行
--all全プロジェクトの状態を一括削除

使いどころ


5. その他の細かい改善

セッションリキャップ(/recap)

/recap

長時間離席してセッションに戻ったとき、自動でサマリーを表示する機能。/config で ON/OFF 可能、手動呼び出しも可。Bedrock / Vertex / Foundry / DISABLE_TELEMETRY 環境でも有効化された(CLAUDE_CODE_ENABLE_AWAY_SUMMARY=0 でオフにできる)。

PostToolUse に duration_ms が追加

{
  "type": "PostToolUse",
  "tool": "Bash",
  "duration_ms": 1234
}

フック入力に**ツール実行時間(ミリ秒)**が含まれるようになった。遅いツール呼び出しをログに記録したり、SLO 違反のアラートを出したりする Hook が書きやすくなる。

MCP サーバーの自動リトライ

起動時に一時エラーが起きた MCP サーバーが、接続断のままにならずに最大3回自動リトライするようになった。サーバー側の起動が少し遅い場合に毎回手動リロードしていた手間が解消する。

ターミナルタブのタイトルが言語設定に従う

/config で設定した言語でターミナルタブのセッションタイトルが生成されるようになった。日本語設定なら日本語のタイトルが付く。

/terminal-setup で iTerm2 のクリップボード設定を自動化

/terminal-setup

iTerm2 の「Applications in terminal may access clipboard」を有効にする設定が自動で行われるようになり、tmux 環境からでも /copy が動くようになった。


まとめ

機能要点
/ultrareviewクラウド並列エージェントによる再現済みバグ検出。$5〜20 / 回
Subagents.claude/agents/ に Markdown を置くだけで専門エージェント化
alwaysLoad MCP頻用ツールの遅延ロードをスキップ。v2.1.121+
project purgeプロジェクト状態の完全削除コマンド。—dry-run 対応
/recap復帰時の自動サマリー。Bedrock 環境でも対応
duration_msHook でツール実行時間が取得可能に

/ultrareview は「AI が書いたコードを AI が検査する」ループの完成度を上げる機能として注目度が高い。ただし料金モデルが変動制なので、大規模 PR に使う前にはコスト感を把握しておくと安心。


参考ソース:


Share this post on:

この記事が参考になったら

非エンジニアがAIで業務を自動化する実験を毎日記録しています。


前の記事
Claude Code 最新情報まとめ(2026-05-02)— Opus 4.7 xhigh・Auto mode 拡大・/effort スライダー・5月の細かい改善
次の記事
Claude Code 最新情報まとめ(2026-04-30)— Routines 正式解説・Hooks 強化・MCP 500K・/powerup