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Claude Code 最新情報まとめ(2026-04-30)— Routines 正式解説・Hooks 強化・MCP 500K・/powerup

4月は Claude Code の機能が怒涛の勢いで拡張された月だった。昨日の記事(v2.1.122-123)でリリース内容は追いついたので、今日は Routines・Hooks 強化・MCP 500K・/powerup の4本を丁寧に整理する。


1. Routines — ノートPCを開かずに自動実行できるスケジュール機能

リリース日:2026年4月14日(リサーチプレビュー)
対象プラン:Pro・Max・Team・Enterprise

Routines とは

「プロンプト + リポジトリ + コネクター」のセットを一度設定すれば、Anthropic のクラウドインフラ上で Claude Code セッションが自動実行される仕組み。ローカルマシンを起動したまま放置する必要がない。

claude.ai/code/routines または CLI の /schedule コマンドで作成

3種類のトリガー

トリガー説明
Schedule毎時・毎日・毎週などのプリセット、またはカスタム cron 式で定期実行
API各 Routine に発行される専用エンドポイントへ HTTP POST すると即時実行
GitHubリポジトリイベント(PR・push・issue など)に反応して自動起動

GitHub トリガーで対応しているイベント

pull_request / push / issues / check_run / workflow_run / discussion / release / merge_queue

PR トリガーはさらに細かくフィルタリング可能:

セットアップの注意点

GitHub トリガーを使うには 2ステップが両方必要

  1. claude.ai/code/web-setup を実行 → リポジトリのクローン権限を付与
  2. 対象リポジトリに Claude GitHub App をインストール → Webhook 配信を有効化

/web-setup だけでは GitHub App のインストールは完了しない。公式ドキュメントでも “Both are required” と明記されている。

実行回数の上限

プラン1日あたりの Routine 実行数
Pro5回
Max15回
Team / Enterprise25回

CLI から claude --schedule run または Web UI の「Run now」ボタンで手動トリガーも可能。

実務での活用例

例1: 毎朝 GitHub Issues をトリアージしてラベルを付与
例2: PR が作られるたびにコードレビューコメントを自動投稿
例3: 毎晩ドキュメントを最新状態に自動更新
例4: API 経由でデプロイパイプラインから Claude を呼び出す

2. Hooks の大幅強化(4月前半リリース)

PostToolUse でツール出力を書き換え可能に

以前は MCP ツール専用だった hookSpecificOutput.updatedToolOutput が、すべてのツールに対して使えるようになった。

{
  "type": "PostToolUse",
  "hookSpecificOutput": {
    "updatedToolOutput": "カスタム出力内容"
  }
}

ツールが返した結果をそのまま Claude に渡す前にフィルタリング・加工できる。機密情報のマスキングや、大量出力の要約前処理などに使える。

Hooks から MCP ツールを直接呼び出し

{
  "type": "mcp_tool",
  "serverName": "my-server",
  "toolName": "notify",
  "arguments": { "message": "ツール実行完了" }
}

Hook の中から MCP サーバーのツールを直接実行できるようになった。外部サービスへの通知・ログ送信・承認フロー連携が Hooks だけで完結する。

PreToolUse に「defer」オプションが追加

これまで PreToolUse Hook は「許可する / 拒否する」の2択だったが、defer(外部シグナルを待つ) が追加された。

{
  "type": "defer",
  "waitForSignal": true
}

人間の承認が必要なツール実行を一時停止して、外部から再開シグナルを受け取るまで待機できる。ヒューマン・イン・ザ・ループ設計が Hooks レベルで実装可能になった。

PermissionDenied Hook + リトライ

ツールが拒否されたとき専用の Hook が走り、カスタムリトライロジックを実行できる。エラーで即終了するのではなく、代替手段を試す実装が書けるようになった。


3. MCP 500K 上限拡大(v2.1.91)

MCP ツールの1回あたり返却サイズ上限を 500,000文字 まで指定できるようになった。

{
  "_meta": {
    "anthropic/maxResultSizeChars": 500000
  }
}

以前のデフォルト制限は大きなファイル読み込みやデータベース出力で頻繁に問題になっていた。ログ解析・大規模ファイル処理・DB クエリ結果を丸ごと渡すようなユースケースで詰まっていた場合はこれで解消する。


4. /powerup — ターミナル内インタラクティブチュートリアル(v2.1.90)

/powerup

ドキュメントのリンクを開くのではなく、ターミナル内でアニメーション付きデモが走る学習システム。v2.1.90(4月1日)で導入。

セッション開始時の初回オンボーディングとしても機能するが、既存ユーザーが新機能の使い方を確認するリファレンスとしても使える。チームへの展開時に「まず /powerup を実行してみて」と伝えるだけで手順説明が完結するのが便利。


4月の主要アップデート早見表

日付目安バージョン内容
4/1v2.1.90/powerup インタラクティブチュートリアル
4/1v2.1.91MCP 500K 出力上限拡大
4/4〜v2.1.92+PostToolUse 全ツール対応・defer option・PermissionDenied Hook
4/4/cost にモデル別・キャッシュヒット別の内訳表示を追加
4/14Routines リサーチプレビュー開始(全有料プラン)
4/28v2.1.122ANTHROPIC_BEDROCK_SERVICE_TIER env var・/resume への PR URL 貼り付け
4/29v2.1.123DISABLE_EXPERIMENTAL_BETAS 環境での OAuth 401 ループ修正

今日のまとめ

4月は「自律性を上げる」系の機能が集中して出た月だった。

Routines はまだリサーチプレビューなので API の仕様変更もあり得るが、実務での活用には十分なレベルに仕上がっている。


参考ソース:


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