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業務OS ユースケース集 Vol.1 — 毎日の業務を回す11スキル

業務OSの心臓部は「毎日の業務を止めない仕組み」だ。ニュース収集、未読処理、KPIチェック、退社時の引き継ぎ。1つ1つは15分程度の作業だが、毎日積み重なると月数十時間になる。この「地味だが確実に時間を食う業務」を自動化したのが、ここで紹介する11スキルになる。

自動化の狙いは単なる時短ではない。朝の50分が5分になったことで、始業直後から「考える仕事」に入れるようになった。


/morning — 毎朝の50分が5分になる

使う場面: 毎朝の始業時。コマンド1つで、その日必要な情報が全て揃う。

Before → After:

仕組み: まずChatwork未読のダイジェストを作成し、その後AIニュース・ECニュース・エージェントニュース・カレンダー取得が同時に走る。順番に意味がある。未読ダイジェストを先にやるのは、後続のニュース投稿が「未読」に混入するのを防ぐためだ。

実際の効果: 月17時間の削減。それ以上に大きかったのは「朝のストレスが消えた」こと。以前は始業直後に未読の山を見てげんなりしていたが、今はダイジェストで要点だけ確認して、すぐ本題に入れる。


/client-morning — クライアントKPIの毎朝自動チェック

使う場面: VPSのcronで毎朝8:15に自動実行される。人間は何もしない。

Before → After:

仕組み: Googleスプレッドシートから各クライアントのKPIデータを取得し、前日比・前週比を計算。異常値(急激な売上低下、転換率の急変など)を検知したらアラートを出す。月曜なら週次分析、月初なら月次レポートも自動で走る。

実際の効果: 「クライアントより先に異常に気づける」ようになった。以前は週次MTGで初めて数字の悪化を知ることがあったが、今は翌朝には検知できる。初動が1週間早くなった。


/chatwork-digest — 100件の未読が3分で整理される

使う場面: 毎朝の /morning の一部として自動実行。単独でも使える。

Before → After:

仕組み: Chatwork APIで未読メッセージを一括取得し、AIが内容を読んで重要度を判定する。期限付きの依頼、質問、報告、雑談を区別し、優先度付きのダイジェストを生成。Discordに投稿される。

実際の効果: 見落としが激減した。特に「複数のルームに分散した同じ案件の進捗」をAIが横断的にまとめてくれるのが大きい。人間がルームを1つずつ見ていると、点の情報になるが、AIは線にしてくれる。


/goodbye — 退社時の引き継ぎ書を自動生成

使う場面: 退社時。その日の作業ログから翌朝の自分への引き継ぎを作る。

Before → After:

仕組み: その日の作業ログ(コミット履歴、チャット履歴、完了タスク)を収集し、AIが要約する。未完了のタスクは「途中」として明示し、翌日の優先順位を提案する。

実際の効果: 「昨日の自分」と「今日の自分」の引き継ぎがスムーズになった。特に複数プロジェクトを並行していると、前日の文脈を忘れがちだが、これがあると5分で昨日の続きに入れる。


/run — 全自動化プログラムの一括実行

使う場面: 手動で全プログラムを動かしたいとき。VPSのcronが止まっているときの代替手段としても使う。

Before → After:

仕組み: Phase 1(順次実行が必要なもの)を先に処理し、Phase 2(並列実行可能なもの)を同時起動する。ai-ops、ec-ops、cc-ops、agent-intel-opsが同時に走る。各プログラムの出力はDiscordの該当チャンネルに自動投稿される。

実際の効果: 「あれ動かし忘れた」がなくなった。個別に実行していた頃は、忙しい日にニュース投稿を忘れることがあった。一括実行なら漏れがない。


/ops-add — 新しい自動化プログラムの雛形を一発生成

使う場面: 新しい業務を自動化したいとき。「ECニュースの仕組みと同じようなやつを、別ジャンルで作りたい」というとき。

Before → After:

仕組み: 既存のopsプログラムの構成をテンプレートとして、新しいプログラムの雛形を生成する。Runbook(手順書)、ディレクトリ構成、CLAUDE.mdへのエントリ追加まで一括で行う。

実際の効果: 新しい自動化を始めるハードルが下がった。「面倒だから後でやろう」が「5分でできるから今やろう」に変わる。結果として自動化の数が加速度的に増えた。


/ops-review — 出力品質の自動チェック

使う場面: 各プログラムの出力が「使えるレベル」を維持しているか定期チェックしたいとき。

Before → After:

仕組み: 各プログラムの最新出力を読み込み、品質基準(事実と推測の分離、数値の出典、アクション提案の具体性)に照らしてチェックする。基準を満たさない項目をリストアップして報告。

実際の効果: 「AIが作ったものをAIがチェックする」二重構造。人間が全出力を読む必要がなくなり、問題がある部分だけに集中できる。


/learn — フィードバックを構造化記録し、同じミスを繰り返さない

使う場面: AIの出力に対して「ここが違う」「こうしてほしい」と伝えたとき。

Before → After:

仕組み: ユーザーのフィードバックを「どのスキルで」「何が問題で」「どう修正すべきか」の形式で記録する。同じパターンが3回蓄積されると、永続メモリに昇格してルール化される。

実際の効果: 「AIが成長する」実感がある。最初の頃は毎回同じ修正をしていたが、今はほとんど手直し不要になった。特にレポートのフォーマットやトーンの好みは、数回のフィードバックで安定した。


/weekly-report — 今週のニュースを横断的にまとめる

使う場面: 週末。その週にai-ops/ec-opsが生成したニュースを振り返り、週次トレンドを把握したいとき。

Before → After:

仕組み: ai-ops、ec-ops、cc-opsが今週生成した全ニュースファイルを読み込み、テーマごとに分類・要約。「今週のトレンド」と「来週注視すべきこと」を抽出する。

実際の効果: 日次のニュースは「点」だが、週次でまとめると「線」になる。個別には気づかなかったトレンドの変化が見えるようになった。


/x-weekly-analyze — X運用の週次分析と戦略自動更新

使う場面: 毎週の振り返り。Xアカウントの成長状況を定量的に把握したいとき。

Before → After:

仕組み: X Analyticsのデータを取得し、投稿別のパフォーマンスをランキング化。伸びた投稿の共通点を分析し、来週のコンテンツ方針を提案する。成長戦略ドキュメントも自動で更新される。

実際の効果: 「なんとなく伸びた」が「この要素が効いた」に変わった。データに基づいて投稿方針を調整できるようになり、フォロワー成長のペースが安定した。


/competitor — 競合企業の最新動向を自動調査

使う場面: 競合の動きが気になるとき。定期的な市場モニタリングとして。

Before → After:

仕組み: 指定した企業名でWeb検索を実行し、最新のニュース・プレスリリース・SNS投稿を収集。競合の動向をカテゴリ別に整理し、「自社にとっての示唆」を添えてレポート化する。

実際の効果: 競合調査の頻度が月1回から週1回に上がった。以前は「時間がかかるから後回し」にしていたが、数分で終わるなら気軽にできる。情報の鮮度が劇的に改善した。


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