Code with Claude SF(5/6)の発表ラッシュから1週間。今日は大きなブレーキングニュースはないが、「知らないと損する」細かい改善をまとめた。特に Ctrl+R の挙動変更と $CLAUDE_EFFORT は今すぐ使えるネタなので必読。
1. Ctrl+R の履歴検索がデフォルトで「全プロジェクト」に
何が変わったか
v2.1.124 で一時的にスコープが現在のセッションのみに縮小されていたが、元のデフォルト(全プロジェクト)に戻された。
Ctrl+R → 全プロジェクトのプロンプト履歴を逆順検索(デフォルト)
Ctrl+S → スコープを「このセッション → このプロジェクト → 全プロジェクト」と順に切り替え
実用ポイント
よく使うコマンドや長いプロンプトを別プロジェクトで使ったとき、もう一度同じことを書き直す必要がない。特に「あのリファクタリング指示、どう書いたっけ?」という場面で役に立つ。
スコープを絞りたい場合は Ctrl+S を1〜2回押せば現在プロジェクトに絞り込める。
参考: Claude Code Updates by Anthropic - May 2026 | Releasebot
2. $CLAUDE_EFFORT — フックとBashがエフォートレベルを受け取れるように
追加された変数
# Bash ツール内で参照可能
echo $CLAUDE_EFFORT # "low" / "normal" / "high" のいずれか
フックの JSON 入力にも effort.level フィールドが入るようになった。
// hooks で受け取れるようになった JSON の例
{
"session_id": "sess_xxx",
"tool_name": "Bash",
"effort": {
"level": "high"
}
}
何に使えるか
| ユースケース | 実装例 |
|---|---|
| コスト制御 | エフォートが high のときだけ詳細ログを外部サービスに送る |
| 通知量の調整 | low のセッションは通知をサプレス |
| スクリプト最適化 | エフォートに応じてスクリプトの精度を変える |
エージェントオートメーションを組んでいる人が --effort low で CLI を叩いたとき、フック側でその情報を使えるようになるのは地味に便利。
参考: Claude Code Changelog | claudefa.st
3. claude auth login — ブラウザ非到達時に OAuth コード貼り付けに対応
背景
WSL2・SSH トンネル・コンテナ環境では、Claude Code が起動するローカルコールバックサーバー(localhost:xxxxx)にブラウザからリダイレクトが届かないケースが多かった。これまでは認証が詰まって「ログインできない」状態になりやすかった。
新しいフロー
claude auth login
→ ブラウザが開く(開けない場合は URL がコピーされる)
→ ブラウザでログイン・承認
→ ブラウザが「コードを表示する画面」に遷移
→ ターミナルに "Paste code here:" プロンプトが出る
→ コードをコピペ → 認証完了
# 手動でトークンを使いたい場合
claude auth login --token sk-ant-xxx
WSL2 ユーザーには地味にクリティカルな修正。SSH 越しにリモートマシンで Claude Code を動かしている人も同様。
参考: Authentication - Claude Code Docs
4. Skill ツールでビルトインスラッシュコマンドが発火する
新しい挙動
Claude Code が /init・/review・/security-review などのビルトインスラッシュコマンドを Skill ツール経由で自律的に発見・実行できるようになった。
これまでは:
- ユーザーが
/reviewと入力するか、カスタム Skill として明示的に定義する必要があった
今後は:
- 会話の流れから「コードのセキュリティレビューが必要そうだ」と判断すれば、Claude が自分で
/security-reviewを呼ぶ CLAUDE.mdの初期化が必要と判断すれば/initを自律起動
影響
プロジェクトで多用するカスタムワークフローが、ユーザーが意識せずに走るようになる可能性がある。「なぜ急にセキュリティレビューが始まったのか」と驚くケースも出るかもしれない。気になる場合はスキル定義の when セクションで発動条件を明示的にコントロールするとよい。
参考: Extend Claude with skills - Claude Code Docs
5. Claude Code プラグインエコシステムが 15,134 リポジトリ突破
数字で見るエコシステム成長
| 時期 | コミュニティプラグイン数 |
|---|---|
| 2025 年初頭 | 約 4,000 |
| 2026 年 5 月 1 日 | 15,134 |
約1年で3.8倍。プラグインシステム自体の強化(ZIP/URL 読み込み対応、--plugin-url フラグ等)も後押しして急増している。
探し方・使い方
# プラグインを URL から直接ロード(試用に便利)
claude --plugin-url https://example.com/my-plugin.zip
# ZIP ファイルから
claude --plugin-dir ./my-plugin.zip
# インストール済みプラグインを整理
claude plugin prune
公式プラグインは anthropics/claude-plugins-official にまとまっている。コミュニティのものは awesome-claude-code 系のリポジトリから探すのが現状最速。
参考: Awesome Claude Code: 11 Curated Lists Worth Bookmarking | claudefa.st
6. Code with Claude London(5/19)まであと8日
サンフランシスコ(5/6〜7)が大盛況だったことを受けて、London 開催へのコミュニティの期待が高まっている。
注目ポイント
- SF での発表ラッシュ(Dreaming・Outcomes・Multi-agent orchestration)のライブデモと詳細解説が期待される
- ロンドンは欧州デベロッパー向けが主軸で、GDPR・規制準拠・エンタープライズ導入のセッションが増える可能性
- 東京(6/10)は初の日本開催。日本語コミュニティへの正式なアプローチとなる
参加登録は Code with Claude — Anthropic から。オンライン枠も用意されている。
今週のまとめ
| トピック | ポイント |
|---|---|
| Ctrl+R 全プロジェクト | デフォルトで全プロジェクト検索。Ctrl+S でスコープ切り替え |
$CLAUDE_EFFORT | フックとBashがエフォートレベルを取得可能に |
| auth login 改善 | WSL2/SSH/コンテナでOAuthコード貼り付けでログイン完結 |
| ビルトインスキル自律発火 | /init, /review などが Skill ツール経由で自動実行 |
| プラグイン 15,134 超え | 1年で3.8倍。--plugin-url でURL直接ロードも可能 |
| London 5/19 | Code with Claude の欧州開催まで1週間 |
次のイベントは Code with Claude London(5/19)、その次が Tokyo(6/10)。
Sources:
- Claude Code Updates by Anthropic - May 2026 | Releasebot
- Claude Code Changelog: All Release Notes (2026) | claudefa.st
- Releases · anthropics/claude-code | GitHub
- What’s new - Claude Code Docs
- Extend Claude with skills - Claude Code Docs
- Authentication - Claude Code Docs
- Interactive mode - Claude Code Docs
- Awesome Claude Code: 11 Curated Lists Worth Bookmarking | claudefa.st
- Claude Code Skills: A Practical Guide for 2026 | DEV Community
- Code with Claude — Anthropic