4/23 朝に v2.1.118 がリリースされた。前日(v2.1.117)・一昨日(v2.1.116)分も含め、4/20 以降に届いた変更を今日まとめて整理する。
1. v2.1.118(本日)— Vim ビジュアルモード・カスタムテーマ・フック内 MCP ツール呼び出し
Vim ビジュアルモード
Vim モード愛用者待望のアップデート。v(ビジュアルモード)と V(ビジュアルラインモード)が使えるようになり、範囲選択・オペレータ・視覚フィードバックが動作する。
NORMAL モードで v → ビジュアルモード(文字単位)
NORMAL モードで V → ビジュアルラインモード(行単位)
選択後 d / y / c などのオペレータが使える
Vim キーバインドは以前から i/a/o 等が対応していたが、ビジュアルモードがなかったためテキスト選択が不便だった。これで実用度がかなり上がる。
カスタムテーマの名前付き管理
/theme コマンドから名前付きカスタムテーマの作成・切り替えが可能になった。JSON ファイルを直接編集する場合は ~/.claude/themes/ に保存する。
/theme
# → "Create custom theme…" を選択してテーマを名前付きで保存
# または手動で編集:
# ~/.claude/themes/my-dark.json
チームで統一テーマを使いたい場合、設定ファイルをバージョン管理して共有できる。
フック内から MCP ツールを直接呼び出す
PreToolUse / PostToolUse などのフックで、type: "mcp_tool" を使って MCP ツールを直接呼び出せるようになった。
{
"hooks": {
"PostToolUse": [
{
"matcher": "Edit",
"hooks": [
{
"type": "mcp_tool",
"server": "my-mcp-server",
"tool": "log_file_change",
"arguments": {
"file": "{{tool.input.file_path}}"
}
}
]
}
]
}
}
「ファイルを編集するたびに Slack 通知」「特定ツール実行後に外部 API を叩く」といったパイプラインをシェルスクリプトなしで組めるようになる。
その他 v2.1.118 の変更点
DISABLE_UPDATES=1環境変数でclaude updateを含むすべての自動更新をブロック(管理された CI/本番環境向け)- WSL on Windows:
wslInheritsWindowsSettingsポリシーキーで Windows 側の管理設定を WSL 環境に継承 - Auto Mode:
$defaultsをautoMode.allow/autoMode.soft_deny/autoMode.environmentに組み込み可能(既存リストの置き換えでなく追記) /mcpメニューで OAuth の「Authenticate / Re-authenticate」が非表示になっていたバグを修正- 大規模セッション(>50MB)で
/branchがトランスクリプトを拒否する問題を修正
2. v2.1.117(4/22)— モデルピッカー永続化・デフォルトエフォート引き上げ
デフォルトエフォートが medium → high に(Max サブスクライバー)
Opus 4.6 / Sonnet 4.6 の Max サブスクライバーは、エフォートのデフォルトが medium から high に引き上げられた。
# 手動で変えたい場合
/effort medium # 元の挙動に戻す
/effort xhigh # Opus 4.7 専用の最上位(一段下が high)
エフォートが上がると推論の深さが増すが、レスポンスが遅くなりトークンも増える。「デフォルトのままでは重い」と感じるユーザーは /effort medium か /effort low に下げると快適になる。
モデルピッカーがセッション再起動後も保持
/model で選択したモデルがセッションをまたいで保持されるようになった。あわせて、スタートアップヘッダーに「プロジェクト設定」または「管理者ピン」のいずれでモデルが指定されているかが表示される。
/model claude-opus-4-7 # 次回以降もこのモデルが維持される
フォークサブエージェント(実験的)
外部ビルドシステムで CLAUDE_CODE_FORK_SUBAGENT=1 を設定すると、フォーク型のサブエージェント起動が有効化される(実験的フラグ)。
export CLAUDE_CODE_FORK_SUBAGENT=1
プラグインの依存関係を自動インストール
plugin install 実行時、依存プラグインがインストール済みであれば不足している依存関係を自動で補完するようになった。
MCP 同時接続がデフォルト化
ローカルと claude.ai の MCP サーバーの接続が並列化され、デフォルトで有効になった。複数の MCP サーバーを使っている場合、起動が速くなる。
3. v2.1.116(4/20)— /resume 67%高速化・Thinking Spinner・スクロール改善
/resume が大幅高速化
40MB 以上の大規模セッションで /resume の速度が最大 67% 向上した。デッドフォークエントリの処理も効率化されている。
長時間の自律タスクを走らせたあとに再接続する場合、以前は読み込みに数十秒かかることがあったが、かなり改善された。
Thinking Spinner のインライン表示
Claude が深く考えているときに「still thinking」「thinking more」「almost done thinking」というインライン進捗が表示されるようになった。
◎ Thinking... still thinking...
◎ Thinking... thinking more...
◎ Thinking... almost done thinking...
「応答が止まっているのかフリーズなのか分からない」という体験が解消される。
VS Code / Cursor / Windsurf でスクロール改善
フルスクリーンモード利用時に、VS Code・Cursor・Windsurf の統合ターミナルでスクロールが滑らかになった。
/config の値による検索
以前は設定キー名でしか検索できなかった /config が、値でも検索可能になった。
/config vim
# "vim" に関連する設定が全部ヒットする
Alt+K / Alt+X などキーボードフリーズの修正
Alt+K、Alt+X、Alt+^、Alt+_ を押すとキーボード入力が凍結するバグが修正された。
今日のまとめ
| バージョン | 主な変更 |
|---|---|
| v2.1.118(本日) | Vim ビジュアルモード、カスタムテーマ名前管理、フック内 MCP ツール直接呼び出し、DISABLE_UPDATES |
| v2.1.117(4/22) | デフォルトエフォート medium→high(Max)、モデルピッカー永続化、MCP 同時接続デフォルト化 |
| v2.1.116(4/20) | /resume 67%高速化、Thinking Spinner、VS Code/Cursor スクロール改善、/config 値検索 |
今週後半は「細かいが体験を変える修正」が立て続けに届いている。Vim ビジュアルモードとフック内 MCP 直接呼び出しは特に注目で、前者は Vim ユーザーの乗り換えハードルを大幅に下げ、後者はシェルスクリプトなしでフックから外部システムを呼ぶ道を開く。
参考ソース: