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Claude Code 最新情報まとめ(2026-04-20)— サンドボックス詳解・v2.1.111 見逃し機能・今週の総まとめ

今週(4/14〜4/19)は Claude Code 史上でも屈指の激動週だった。デスクトップ刷新・Routines・Opus 4.7・Claude Design・ネイティブバイナリ化と矢継ぎ早に大型アップデートが来た。今日(4/20)は追いきれていなかった v2.1.111 の機能と、Anthropic Engineering が公開したサンドボックス解説、そして週間総まとめをお届けする。


1. Anthropic Engineering ブログ:サンドボックスで権限プロンプトを84%削減

参考: Making Claude Code more secure and autonomous with sandboxing | Anthropic

Anthropic のエンジニアリングブログが、Claude Code サンドボックスの内部設計と効果を詳しく説明している。

どういう仕組みか

サンドボックスはOSネイティブのプリミティブを使った2層構造:

macOSLinux
ファイルシステム分離Seatbelt(サンドボックス)bubblewrap
ネットワーク分離PF(パケットフィルタ)cgroups + seccomp

Claude は「許可されたディレクトリのみ書き込み可能」「許可されたドメインのみ通信可能」という境界の中で自由に動く。逆に言うと、境界の外では何もできないので、プロンプトインジェクション攻撃でシステムファイルを書き換えたり外部へデータを漏洩させたりするリスクを OS レベルで遮断できる。

実際の効果

Anthropic 内部での使用データによると、サンドボックス有効化後はパーミッションプロンプトが84%削減された。「毎回 y を押すのが面倒」という体験をかなり改善できる数字。

有効化の方法

# ~/.claude/settings.json または .claude/settings.json
{
  "sandbox": {
    "enabled": true,
    "network": {
      "allowedDomains": ["api.github.com", "*.anthropic.com"],
      "deniedDomains": ["secret.internal.example.com"]   # v2.1.113で追加
    }
  }
}

v2.1.113 で追加された deniedDomains と組み合わせると、「許可ドメイン内の一部だけ遮断」という細かい制御も可能(詳細は 4/19 ダイジェスト)。


2. v2.1.111 の見逃し機能(4/16 リリース)

v2.1.110 と v2.1.113 の間にリリースされた v2.1.111 に、前回の週次まとめで触れられていなかった機能が2つある。

/theme に「Auto(端末に合わせる)」が追加

/theme
# → "Auto (match terminal)" を選択

端末の OS テーマ設定(ダーク/ライト)に自動で追従するようになった。手動で切り替える手間がなくなる。

/less-permission-prompts スキル

「権限プロンプトが多くて作業の流れが途切れる」という不満に応える新スキル。

/less-permission-prompts

実行すると、過去のトランスクリプトを走査して 「いつも y で許可している読み取り専用の Bash コマンドや MCP ツール呼び出し」を自動検出し、.claude/settings.json へのアローリストとして提案してくれる。

実際に生成される設定の例:

{
  "permissions": {
    "allow": [
      "Bash(git status)",
      "Bash(git diff*)",
      "Bash(cat*)",
      "Bash(ls*)",
      "mcp__github__list_issues"
    ]
  }
}

サンドボックスと組み合わせれば「安全な範囲内で自律度を最大化する」構成が作りやすくなる。

v2.1.112 のバグ修正(4/16)

claude-opus-4-7 の auto モードで「一時的に利用不可」エラーが出ていた問題を修正。Opus 4.7 + auto モードを使っていて謎のエラーが出ていた人はアップデートで解消している。


3. 今週(4/14〜4/19)の大型アップデート総まとめ

5日間でこれだけ来たのをあらためて整理しておく。

日付トピック詳細記事
4/14デスクトップアプリ全面リデザインマルチセッションサイドバー・統合ターミナル/エディタ/Diff
4/14Routines 研究プレビュークラウド自動実行(スケジュール/API/GitHub トリガー)
4/14v2.1.1081H プロンプトキャッシュ・/recap・Skill→スラッシュコマンド
4/15v2.1.109拡張思考インジケーター改善
4/16v2.1.110TUI フルスクリーン・モバイルプッシュ通知
4/16v2.1.111Auto テーマ・/less-permission-prompts
4/16v2.1.112Opus 4.7 auto モードのエラー修正
4/16Claude Opus 4.7 GAxhigh エフォート・/effort・Auto モード(Max)
4/17Claude Designテキスト→ビジュアル生成ツール(研究プレビュー)
4/17/ultrareview並列マルチエージェントクラウドコードレビュー
4/17v2.1.113CLI がネイティブバイナリ起動に移行
4/18v2.1.114エージェント権限ダイアログのクラッシュ修正
4/19Haiku 3 廃止claude-3-haiku-20240307 を本日廃止(移行先: claude-haiku-4-5-20251001

4. ⚠️ 廃止カレンダー:次は2026-06-15

Haiku 3 は先日(4/19)廃止済みだが、次の廃止期限が迫っている。

モデル廃止予定日
claude-sonnet-4-202505142026-06-15
claude-opus-4-202505142026-06-15

Sonnet 4 や Opus 4 をプロダクションで使っている場合、約2ヶ月以内に移行が必要。移行先は claude-sonnet-4-6(または claude-opus-4-7)。

# 移行例
# Before:
model = "claude-sonnet-4-20250514"   # ❌ 2026-06-15廃止
model = "claude-opus-4-20250514"     # ❌ 2026-06-15廃止

# After:
model = "claude-sonnet-4-6"          # ✅
model = "claude-opus-4-7"            # ✅ (最上位モデル)

今週の振り返り

今週は「Claude Code の使い方の文法」が変わった週だと思う。

「エージェントに仕事を任せてモニタリングする」スタイルへの移行が、ツール側から強力に後押しされている。次はこれを自分のワークフローにどう組み込むか、という段階に来た気がする。


参考ソース:


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