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Claude Code 最新情報まとめ(2026-05-22)— Agent View・/goal・Opus 4.7 デフォルト化など Week 20 総括

5/19 の「Code with Claude London」は昨日の記事で取り上げた。今日は同じ週(v2.1.139–v2.1.146)に積み上がったもう一方の柱——CLI 側の大型アップデートをまとめて紹介する。Agent View、/goal、Fast Mode の Opus 4.7 デフォルト化、バックグラウンドセッションの /resume 対応……と、開発者の日常ワークフローを変えうる変更がこの1週間で一気に揃った。


1. Agent View(研究プレビュー)— 全セッションを1画面で管理

何が変わったか

v2.1.139(5月11日)で追加された claude agents コマンドが、今週のハイライトの一つだ。

claude agents

実行すると、現在起動中のすべての Claude Code セッションを一覧表示するダッシュボードが開く。各行には「実行中 / あなたの確認待ち / 完了」のステータス、直近の応答、最終インタラクション時刻が表示される。

バックグラウンドセッションとの組み合わせ

# バックグラウンドで新セッション起動
claude --bg "PR #42 のフラキーテストを修正して"

# 別ウィンドウで別タスクを投げる
claude --bg "依存パッケージの脆弱性スキャンを実行して"

# Agent View で状況を俯瞰
claude agents

各バックグラウンドセッションはターミナルを閉じても動き続ける(ユーザーごとのスーパーバイザープロセスが管理)。Claude Code の自動アップデートでバイナリが差し替わっても実行は継続する。

対象プラン

Pro / Max / Team / Enterprise / Claude API プランで利用可能。無料プランはインタラクティブモードのみで、バックグラウンドエージェントと claude agents は非対応。

参考:


2. /goal — ゴール到達まで自律継続する新コマンド

概要

同じく v2.1.139 で登場した /goal は、完了条件を自然言語で宣言するだけで、Claude がその条件を満たすまで何ターンでも自律的に作業し続けるコマンドだ。

/goal すべてのテストがパスし、型エラーがゼロになること

各ターン終了後、別の小型モデルがその条件を評価し、条件が満たされていなければ Claude は次のターンを自動で開始する(ユーザーの追加プロンプト不要)。

向いているユースケース

ユースケース完了条件の例
API 移行すべての呼び出し箇所がコンパイルでき、テストが通る
設計ドキュメント実装すべての受け入れ基準が満たされている
ファイル分割リファクタリング各ファイルが 200 行以下になる
Issue バックログ消化ラベル付きの Issue キューが空になる

セッション再開時の挙動

/goal が有効なままセッションが終了した場合、--resume--continue でセッションを再開するとゴール条件は引き継がれる(ただしターンカウント・タイマー・トークン消費のベースラインはリセット)。

参考:


3. Fast Mode が Opus 4.7 デフォルトに(v2.1.142)

v2.1.142 から、Fast Mode のデフォルトモデルが Opus 4.6 → Opus 4.7 に変更された。

Opus 4.6 に固定したい場合は環境変数で対応できる:

export CLAUDE_CODE_OPUS_4_6_FAST_MODE_OVERRIDE=1

参考:


4. /resume がバックグラウンドセッションに対応(5/19 changelog)

/resume のピッカーにバックグラウンドセッションが表示されるようになったclaude --bg で起動したセッションや Agent View から開始したセッションも「bg」マーク付きで一覧に出てくる。

同時に、/model の挙動も変更:


5. プラグイン依存管理の強化 & マーケットプレイスのコスト表示

依存の強制

# 他のプラグインが依存している場合は拒否 + 無効化チェーンのヒントを表示
claude plugin disable my-plugin

# 依存プラグインを再帰的に強制有効化
claude plugin enable my-plugin

disable 時は「これも一緒に無効化する必要がある」リストがコピペ可能な形で表示される。semver による依存バージョン制約もサポートされ、アップグレードで既存プラグインが壊れにくくなった。

マーケットプレイスのコスト表示

/plugin の browse ペインにターンごと・呼び出しごとのトークン見積もりが表示されるようになった。複数の MCP サーバーを束ねた重いプラグインのコストが、インストール前に把握できる。


6. MCP 改善 & Windows 対応強化


7. セキュリティ研究:マーケットプレイスプラグインによる依存ハイジャック

SentinelOne が今週、Claude Code のプラグインマーケットプレイスに関するセキュリティリサーチを公開した。

タイトルは「When Your AI Coding Plugin Starts Picking Your Dependencies: Marketplace Skills and Dependency Hijack in Claude Code」。

要旨

悪意あるマーケットプレイスプラグインのスキルが「依存パッケージを特定のバージョンに指定する」指示を会話に注入し、開発者が知らないうちに脆弱な・改ざんされたパッケージを使わされる可能性を示した実験的研究だ。

対策として今できること

  1. 公式ディレクトリ(anthropics/claude-plugins-official)以外のプラグインは慎重に評価する
  2. /plugin browse 画面でパーミッション宣言を確認する
  3. エージェントが package.json を変更する際はコードレビューの習慣を崩さない

参考:


今週のまとめ

機能 / 変更バージョン一言まとめ
Agent Viewv2.1.139(5/11)全セッションを1画面で把握・介入
/goal コマンドv2.1.139(5/12)ゴール宣言 → 条件充足まで自律実行
Fast Mode → Opus 4.7 デフォルトv2.1.142速度2.5倍・コスト6倍。Opus 4.6 固定は env var で
/resume がバックグラウンド対応5/19 changelogbg セッションもピッカーに表示
/model がセッションローカルに5/19 changelogデフォルト変更は d キーへ
プラグイン依存強制・コスト表示v2.1.x依存チェーンの可視化・インストール前コスト把握
PowerShell デフォルト有効(Win)v2.1.xBedrock / Vertex / Foundry ユーザー向け
MCP CLAUDE_PROJECT_DIR 対応v2.1.xstdio MCP サーバーにプロジェクトパスを自動注入

「何かを指示したら、終わるまで任せられる」——それが今週の Claude Code のテーマだ。Agent View と /goal の組み合わせで、複数タスクをバックグラウンドで走らせながら確認が必要な箇所だけ介入するワークフローが現実的になった。その一方で、SentinelOne の研究が示すように、自律度が上がるほどプラグイン由来のリスクへの注意も必要になる。


Sources:


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